ストリートファイターと言うオートバイの定義は、基本的には鉄製のフレーム2970年代から80年代に流行した4気筒スーパーバイクのエンジンを搭載したものと言うのが一般的です。基本的には非常にすっきりとした外観であり、一時期流行したスポーツカウルなどの空力パーツを取り去り、非常にシンプルな構造となっているのがポイントとなっています。このストリートファイターは現在ではヨーロッパでも非常に高い人気を誇っており、特に若者の間では非常にスパルタなイメージを持ったオートバイの代名詞となっていることが少なくありません。
従来はフルカウルと呼ばれる空力パーツを導入し高速走行可能としたモデルが非常に高い人気となっていました。しかしこのモデルは転倒するとカウルを破損する可能性が高く、その修理費用が膨大となってしまうことから、なかなか修理をすることができない人たちが思い切ってカウルを取り去り、利用したことが始まりとされています。やがてこのタイプが町中を多く走るようになり、これまでに存在していたオンロードタイプのものと見た目はあまり違いがないことから、一時期はオンロードタイプをカスタマイズしてこのストリートファイターに仕上げると言うことも流行していました。都市部では特に大型のカウルは非常に注目を集めやすく、その反面様々なトラブルも多かったことから多くのライダーはカウルを取り去りフェアリングを行うか、もしくは通常のオンロードタイプにスーパーバイクのエンジンを搭載するかといった改造を施し、これを誕生させたことがその起源と言われています。
現在ではこのようなモデルが非常に人気を博しており、メーカーでもこのモデルを数多く発売するようになりました。従来はカスタマイズ車としての意味合いが非常に強かったこれらのモデルも、メーカーが標準的に販売するようになったことからさらに洗練され、もともとはストリートバイクの鉄製のフレームをベースにしていたものから、見た目にはストリートファイターであってもその安全性や操作性を重要視しアルミフレームを採用したり、フレームとエンジンを基本的に設計し個別の物を生み出していると言う例も増えています。
さらに最近では流行に合わせて一般的には400CC以上の大型バイクが対象となっていたのですが、小型の250CCのものも販売されており、気軽に購入することができるようになっているのもポイントです。