バイクのタイプ:スーパーモタード

バイクのタイプ:スーパーモタード

スーパーモタードはモタード系と呼ばれることもあるバイクのモデルであり、オフロード型のようなサスペンションやスタイルを持ちながら、タイヤは比較的小さなオンロード用のものを装着しているモデルを指します。その特徴は主に舗装路で小回りが利き、非常に取り回しが楽なことから気軽に乗ることができると言うものですが、実際には非常に歴史のあるレースから生まれたものとなっているのが特徴です。

従来アメリカでは一般的にバイクのレースとして親しまれているオンロードのレースや、モトクロス、及びダートトラックといった3種類のジャンルしかありませんでした。しかしあるときにその中で最も速いライダーを選びたいと言うことからそれぞれの特徴を組み合わせたレース場を作り、これに参加するために様々な工夫を凝らしたオートバイが登場したのが始まりです。しかしこの時点ではまだスーパーモタードのモデルが存在していなかったため、オンロードのバイクにオフロードのサスペンションを装着したり、逆にオフロードバイクにオンロードのホイールを装着するなどといった工夫を凝らしたものが多く、非常に統一性に欠けるものでした。アメリカではこの仕組みはあまり受け入れられなかったのですが、フランスではこれが1つのジャンルとなり、その仕組みを導入したSupermotoと言うレースジャンルを始めたのがきっかけです。このSupermotoではそれぞれのバイクに改造を施すと言う仕組みではなく、ある程度その条件を統一したほうが面白いと言う理由から専用のモデルが登場することになり、その特徴が現在のスーパーモタードに引き継がれていることになるのです。

スーパーモタードは現在では非常に運転しやすいモデルとして日本国内でも人気が高いものですが、もともとはアメリカ人の遊び心ともいえるアイディアから生まれたものであり、様々な過酷な条件の中で培われたレーシングモデルと言うことができます。多くのオートバイの基本的な形式はモータースポーツの中で生まれており、様々な改良が加えられているものですが基本的には市販車をベースにレースに勝てるように改造していると言うことが少なくありません。しかしスーパーモタードはそのジャンルそのものがモータースポーツの中から生まれたものであり、様々な過酷な条件での適応力を集結したものであることから、その元祖は純粋なレーシングモデルと言うことができます。